2011年7月31日日曜日

現代に蘇れ、祝言!

日本の結婚式が祝言(しゅうげん)と呼ばれていた時代は、大家族が同じ屋根の下に住めるほど、座敷も広かったのでしょうが、現代の一般家庭の座敷と言えば、四畳半か六畳の和室が一部屋あれば良いほうで、昔ながらの(新郎の自宅で行う)祝言を現代に蘇らせるには、空間的な問題がありそうです。


敗戦後、経済成長と共に核家族化が進み、昭和末期には独身者向けのワンルームマンションが流行するなど、「日本人の住居はマッチ箱(microhouse)」と外国人から言われてしまうほど、小型縮小化しました。日本の伝統的な結婚式、祝言を衰退させた原因の一つだと思います。その空間的な問題を克服するため、料亭、旅館、和風レストラン、古民家など、日本の伝統的な結婚式を行うに相応しい貸し座敷を利用して祝言を行いましょうと提案されているのが、結婚式のプランナー、八千代ウエディングさんです。神前式でもない、仏前式でもない、教会式でもない、祝言という名前の人前、結婚式。宗教の多様化した現代、人と人との結びつきが薄らいでしまった日本に蘇らせるだけの価値があるのではないでしょうか。この宇宙戦艦ヤマトのような壮大な試みを、日本人として、いつまでも応援し続けたいと思います。祝言(日本古来の結婚式)