2013年8月24日土曜日

日本の結婚式の在り方

タイトルの「日本の結婚式の在り方」は、かなり硬いですね(笑)

ネット版の着付け家が始まって早7年、十人十色な結婚式のお手伝いをさせて頂きましたが、それでもやはり毎年その時代を反映した結婚式の風潮のようなものは感じます。お二人が結婚式をお考えになる時、たぶんご参考にされるのが結婚式の情報誌で、そのプロセスも決して間違いではないと思います。

しかしながら、当たり前ですが雑誌は宣伝を兼ねているので、実際はどうなの?と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、日本で行われた結婚式全体の数からすれば、極々一部に過ぎませんが、着付け家をご利用になられたお客様の、結婚式の風潮のようなものをご紹介したいと思います。

現代は西暦2013年、ダントツで多いのは国際結婚で、コクサイと名付けるからには新郎新婦のどちらかが外国人に当たるわけですが、新郎が外国人というパターンが殆んど、と言いますかその全てでした。その逆パターンで、新郎が日本人で新婦が外国人となりますと、日本流の、日本式の、和装の結婚式は全くしないと着付け家の実績からは言えそうです。

新郎の母国で洋装の挙式をするので、新婦の母国、日本では和装の、日本らしい披露宴を挙げましょう・・・そんな新郎の優しいお気持ちからでしょうか。何かの記事で、若者の車離れが進んでいるとお聞きしましたし、少子化に伴い結婚式離れも進んできたと言われています。しかしそれは本当でしょうか。もしかしたら、海外旅行を兼ねて、情報の入手が難しい海外で挙げられているのでは?と、統計の専門家ではありませんが推測してしまいます。

好きな国に旅行したついでに?「ついでに」は大切な事ですので大変失礼しました。新婚旅行を兼ねて本場の教会で挙げる洋装の結婚式は(格安で行ける現代ですので)夢ではないお話です。

しかしながら、新郎新婦共に日本人の場合、両家のご家族は良しとしても、ご親族やご友人までは宿泊を伴う海外挙式には付き合わせづらい?が、お披露目だけはしたい!そのお気持ち、お察ししますよ。

そこで、これから結婚する花嫁になった気持ちで私が考えたのは、国際結婚の例を真似てみる方法です。

つまり、披露宴だけは日本国内で、できれば着付け家で(笑)格安に和装で挙げてしまい、海外までお付き合い頂けるご家族、ご親族、ご友人とのみで、洋装で挙式をするのです。この場合の最少人数は、ご結婚されるお二人のみでも、それはそれで昔からあったパターンで素敵です。

もう一度、復唱しますと「披露宴は国内で和装、挙式は海外で洋装」の二部形式の結婚式です。

国際化しながらも母国の伝統や文化も継承する、これからの日本社会の、いえ国際社会の在り方のような結婚式ですね。